オーストラリアのカジュアル雇用とは?【時給25%UPの理由】
- 楠本 岳

- 3月25日
- 読了時間: 3分

実は日本人が誤解する働き方の一つです。
「カジュアル=アルバイト?」
ではなく、雇用形態の一つです。
まず、オーストラリアでは、以下の働き方があります。
フルタイム
パートタイム
カジュアル
コントラクト(契約)
FIFO
日本語で「カジュアル」と聞くと
アルバイト
一時的な仕事
学生の仕事
というように、どちらかというとアルバイトに近いイメージを持つ方が多いと思います。
実は、カジュアル雇用の認識はオーストラリアでは異なります。
カジュアル雇用とは
カジュアル雇用とは、有給休暇などの保障がない代わりに、時給が高い、柔軟性の高い働き方です。
カジュアル雇用の場合には、通常の時給に25%のCasual Loadingが上乗せされます。
例えば通常時給が$30である場合は、カジュアル雇用の時給は$37.50になります。
なぜカジュアル雇用の時給が25%高いのか
カジュアル雇用の時給が高い理由は有給などの保障がつかないからです。
Annual Leave(有給)
Personal Leave(病欠)
有給祝日
つまり、休暇保障がない代わりに給与が高い、という設計です。
それが、カジュアル雇用の時給が25%高い背景です。
カジュアル雇用の特徴、メリット・デメリット
① シフトベースで柔軟に働ける
働く日は「シフト」で決まります。
例えば、以下のように柔軟な働き方ができるというのが特徴です。
週3日
必要な日だけ
繁忙期だけ
カジュアルは会社側も従業員側も柔軟に働ける仕組みです。
会社 → 必要な時だけ雇える
従業員 → 働く日を選べる
② 有給はない
カジュアルには有給がありません。その代わり、給与が25%高い仕組みです。
有給休暇
病欠
カジュアル雇用が一般的ではない日本人からすると、カジュアル=低い立場と捉えがちですが、オーストラリアではそうではありません。
柔軟に働くために、あえてカジュアルを選択して働くケースもあります。
学生、ワーキングホリデー、専門職、副業など、多くの人が目的に応じてカジュアルで働いています。
職種によっては年収100,000ドル以上でもカジュアルというケースもあります。
余談ですが、フルタイムの場合は、週38時間固定労働が一般的です。
また、有給や病欠は働く時間に応じてもらえる仕組みです。
※詳しくはこちらの記事をご覧ください
よくあるカジュアル雇用の誤解
誤解① カジュアル=不安定
確かに保証は少ないですが、その代わり給与は高いです。
誤解② カジュアル=アルバイト
カジュアルは「雇用形態の一つ」です。
まとめ
オーストラリアのカジュアル雇用は、日本のアルバイトとは違い「柔軟な働き方の制度」、雇用形態の一つです。
つまり、大企業と言われる企業でのカジュアル雇用、専門性が高い人のカジュアル雇用もあり得ます。
カジュアル雇用のポイント3つ
時給が25%高い
有給はない
シフトベース
逆にカジュアルで働く場合の注意点は以下になりますので、ご注意を。
休暇保障がない
シフトが減る可能性がある
住宅ローンなどで不利な場合がある
この仕組みを理解すると、オーストラリアの労働市場がかなり見えてきます。

楠本 岳(Kusumoto Takeshi)
人材コンサルタント/CAREER MEISTER
2007年にオーストラリアの人材紹介会社に転職し、メルボルンへ移住。
人材営業、メルボルン支店長、会社取締役を経て2014年末に独立の為に退職。2015年2月にCAREER MEISTERを創業。 日系企業のオーストラリアビジネス参入や事業発展を人材面から支えるプロフェッショナルとして、これまでに100社を超える企業への紹介実績と5000人以上の面談実績、500人を超える成約実績。現在は CAREER MEISTER (Kusumoto & Co Pty Ltd) のCEOを務める。

