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【重要】482ビザ審査優先順位に関する大幅な変更


2026年7月25日より、オーストラリア政府は、技能系ビザおよび家族系ビザの申請について新たな審査優先順位を導入しました。この変更により、ビザ申請を提出した時点でオーストラリア国内に滞在している申請者が、審査上優先されることとなりました。


Skills in Demand(サブクラス482)ビザを含む大部分の技能系ビザでは、現在、オーストラリア国内から申請する方が、同等の条件でオーストラリア国外から申請する方よりも優先的に審査されます。

また、職種による優先順位も設けられています。最も高い優先順位が与えられるのは、法執行機関・国防関連職種の申請者であり、この場合は申請者がオーストラリア国内・国外のいずれに滞在しているかを問いません。次に、オーストラリア国内から申請する建設、医療・ヘルスケアおよび教育関連職種の申請者が優先されます。


一方、オーストラリア国外から申請するサブクラス482ビザ申請者については、法執行機関・国防関連職種を除き、最も低い審査優先順位となります。この「国外申請者の優先順位を低くする」という変更は、その他のほぼすべての雇用主スポンサー型技能系ビザおよび家族系ビザにも及びます。


この変更は、特にサブクラス482「Core Skills Stream」による企業内転勤(年間総報酬が146,717豪ドル未満の駐在員の派遣)に影響する可能性があります。

例えば、テクニシャン職や、若手から中堅レベルの専門職など、比較的給与水準の低い駐在員ポジションが該当します。具体例として、年間総報酬130,000豪ドルのMarketing Specialistが、ビザ申請時にオーストラリア国外にいる場合、そのビザ申請は最も低い審査優先順位となります。このため、企業にとって人員配置計画や赴任・勤務開始予定日の見通しが、これまで以上に立てにくくなる可能性があります。


これに対し、主申請者がビザ申請を提出した時点でオーストラリア国内に滞在している場合には、より高い優先順位で審査されます。

そのため、「Core Skills Stream」で従業員をスポンサーする企業では、一つの選択肢として、まず「Business ETA」を利用して短期間の出張を手配することも検討できます。例えば、会議への出席や短期間の研修を目的としてオーストラリアへ出張し、その滞在中にサブクラス482ビザ申請を提出する方法です。

申請者は出張終了後に日本へ帰国することができますが、サブクラス482ビザをオーストラリア国内に滞在している間に申請していれば、その後日本へ帰国した場合でも、申請時点でオーストラリア国内に滞在していたことを基準として、引き続きより高い審査優先順位が適用されます。


本記事は情報提供のみを目的としたものであり、個別事情に応じた、または個別の状況を前提とするビザ/移民に関する助言に代わるものではありません。掲載日時点における本記事の正確性を確保するよう最大限努めておりますが、オーストラリアの移民法令は頻繁に改正される点にご留意ください。ご自身の個別事情に関しては、必ずオーストラリア政府公認移民代理人(Registered Migration Agent)または移民法を専門とする弁護士にご相談ください。



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ニコラス・ウィリアムズ 

不動産エージェント豪州公認移民コンサルタント/TOTAL MIGRATION SERVICES PTY LTD

ニュージーランド出身で、移民関連業界に20年以上携わっています。TOTAL MIGRATION SERVICES PTY LTD代表コンサルタントとして、移民法の政策のトレンドに精通し、様々なビザ案件を手掛けながら、特に雇用主スポンサービザに焦点を当てています。ニックは、オーストラリア登録移民エージェント(MARN 1067210)です。大学卒業後に1年半ほど過ごした日本、とりわけ旅行で訪れた九州の大ファンになり、料理好きも相まって、豚骨スープを手作りし自宅で「本格的豚骨ラーメン作り」を楽しむまでとなりました。天気の良い週末には海辺をドライブしたり、庭でB B Qをしたりと、これぞオーストラリアなライフスタイルも満喫してます。


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