駐在員が押さえるべきオーストラリアのフェアワーク(Fair Work)とは?
- 楠本 岳

- 2月10日
- 読了時間: 2分
更新日:3月25日
オーストラリアで働くうえで、まず最初に耳にするのが 「Fair Work(フェアワーク)」 です。
日本で言う「労働基準監督署(労基署)」「労働基準法」「労働相談窓口」が合体したような存在になります。

Fair Work Ombudsman(フェアワーク・オンブズマン)の役割
正式には Fair Work Ombudsman(フェアワーク・オンブズマン) と呼ばれる政府機関で、「働く人が不当に扱われないように守る」役割を担っています。
具体的には以下のようなことを行なっています。
最低賃金の決定
労働時間や残業ルールの設定
有給休暇や病気休暇の権利
ハラスメントや不当解雇の相談窓口
つまり「オーストラリアで働く人の最後の味方」という立場です。
駐在員も知っておきたい、日本との労働ルールの違い
日本では「会社が中心、社員は守られる立場」と考える人が多いですが、オーストラリアは「個人の権利をきちんと守る」という文化がベース。そのため、駐在員の方も、現地スタッフを雇う時には必ずフェアワークのルールを前提に考える必要があります。(気付かずに日本式を押し通すと、後で思わぬトラブルに…というのはよくある話です。)
駐在家族のパート・カジュアルワークでも役立つフェアワーク
例えば帯同ビザのご家族が現地でパートやカジュアルワークを始めたとき、
「給料ってこれで正しいの?」
「シフト削られたけど大丈夫?」
と不安になったら、まずフェアワークのウェブサイトを見るのが一番です。
安心して働くためのフェアワークの捉え方
オーストラリアは「働く人を守る仕組み」が徹底している国です。
ただその仕組みを知らないままでは、自分にとっても、雇う側にとってもリスクになります。
フェアワークは「難しい法律」ではなく、安心して働くためのガイドブックと捉えておくと良いと思います。

楠本 岳(Kusumoto Takeshi)
人材コンサルタント/CAREER MEISTER
2007年にオーストラリアの人材紹介会社に転職し、メルボルンへ移住。
人材営業、メルボルン支店長、会社取締役を経て2014年末に独立の為に退職。2015年2月にCAREER MEISTERを創業。 日系企業のオーストラリアビジネス参入や事業発展を人材面から支えるプロフェッショナルとして、これまでに100社を超える企業への紹介実績と5000人以上の面談実績、500人を超える成約実績
現在は CAREER MEISTER (Kusumoto & Co Pty Ltd) のCEOを務める。


