オーストラリアの最低賃金は世界トップクラスの理由
- 楠本 岳

- 5月13日
- 読了時間: 4分

オーストラリアの最低賃金は世界でも高水準
「オーストラリアは最低賃金が高い」オーストラリアについてよく言われるのが、「最低賃金が高い国」という話です。恥ずかしながら出稼ぎという言葉も聞くようになりました。
実際、日本と比べるとかなり高い水準になっています。
この記事では以下のことを解説していきます。
オーストラリアの最低賃金
なぜ高いのか
Awardとの関係
全国最低賃金は時給24ドル前後
オーストラリアでは、政府がNational Minimum Wage(全国最低賃金)を定めています。
2026年3月時点では時給 約24.95ドル です。
週38時間の場合、年間 約49,300ドル程度になります。
オーストラリアの最低賃金が高い3つの理由
なぜオーストラリアの賃金が高いのか、理由は大きく3つあります。
理由① オーストラリアは生活費が高い
家賃
食費
生活コスト
オーストラリアは物価が高いため、最低賃金もそれに合わせて設定されています。
理由② 労働者保護の文化が強い
オーストラリアでは最低労働条件を守る文化が強く、Fair Work Commissionが毎年見直しを行っています。物価上昇や経済状況などに応じて、毎年7月1日から賃金の変化があることが多いです。
理由③ Award制度で業界ごとの最低給与が決まっている
オーストラリアにはAward制度があり、Awardでは業界ごとに最低給与が決められています。
そのため、多くの職種では全国最低賃金より高い給与になります。
最低賃金とAwardの違いとは?
ここは非常に重要なポイントですが、全国最低賃金は最低ラインです。
しかし、多くの仕事ではAwardが適用されるため実際の給与はそれより高くなることが多いのが実情です。
ご自身のAwardの基準に合っているかどうかをしっかりと自分でも確認するようにしましょう。
カジュアル雇用では時給が25%上がる
カジュアル雇用では、有給などがつかない代わりに通常給与に25% Casual Loadingが追加されます。
例えば、最低賃金が$25の場合、カジュアルでは$31.25になります。
日本とオーストラリアの最低賃金の違い
日本:最低賃金は約1000円前後で地域により最低賃金が異なります。
オーストラリア:最低賃金は約25ドル、地域ごとではなく、業界や職種により最低賃金が定められています。
為替にもよりますが約2倍以上になるケースも珍しくありません。
最低賃金は毎年7月1日に更新される
最低賃金は、毎年7月1日に更新されることが一般的です。そのため、企業は給与の見直しが必要になる場合があります。
まとめ
オーストラリアの最低賃金は、世界でも高い水準にあります。その背景としては、物価が高いということと、労働側が非常に強く守られているという文化があります。
ポイントはこの3つとなります。
全国最低賃金は約24ドル
Awardによりさらに高くなる
毎年見直される
この制度を理解すると、オーストラリアの給与体系がより分かりやすくなります。
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楠本 岳(Kusumoto Takeshi)
人材コンサルタント/CAREER MEISTER
2007年にオーストラリアの人材紹介会社に転職し、メルボルンへ移住。
人材営業、メルボルン支店長、会社取締役を経て2014年末に独立の為に退職。2015年2月にCAREER MEISTERを創業。 日系企業のオーストラリアビジネス参入や事業発展を人材面から支えるプロフェッショナルとして、これまでに100社を超える企業への紹介実績と5000人以上の面談実績、500人を超える成約実績。現在は CAREER MEISTER (Kusumoto & Co Pty Ltd) のCEOを務める。


